内申は不公平?
1/10から、埼玉県内にある私立中学校の入試が始まった。
この入試を多くの児童が受けたというネット記事に、たくさんのコメントが寄せられていた。
世間ではこういうニュースに対してどのように感じているのかと、読み進めた。
「公立中に進学すると、『内申』という不透明なものを使った高校受験を受けなければならないから、テストの得点のみで合否が決まる中学入試に多くの児童が集まるのだ」というコメントに多くの「そう思う」がついていた。
その「不透明」と思われる「内申」は、きちんと理由があって付けられることを、多くの方はご存じないのだと思った。
確かに以前は「不透明」だと思う内申もあったが、現在は「かなり透明」だと思う。
各教科とも、細かく決められた基準で内申が付けられるようになっているからだ。
そしてその基準は、学習をきちんとする子にとっては「ごく当たり前」のことでしかない。
うちの塾では、中学生になれば、本人や保護者の方に内申がどのような評価基準でつけられているかのお話をしている。
やるべきことをやっても、内申が変わらないのであれば不公平と言えるかもしれないが、生徒たちはその基準に従って、きちんとやるべきことをすることで、内申を上げることができている。
だから、「内申」を使った入試も公平なのだ。
偏差値のみで受験校を決める中学入試。
内申である程度受験校が決まり、最終的には偏差値で受験校を決める高校入試。
結局は自分がどれだけ学習をするかで決まるのだ。
各県の私立中学入試を皮切りに、首都圏の中学・高校・大学すべての入試が始まる。
入試が終わるその瞬間まで、努力してし続けてほしいと思う。