テストの個票のコメントを書く時に気をつけてほしいこと

現在、個票(定期試験の結果の個人票)が学校から配布されている。

どこの中学でも個票には保護者の「コメント欄」がある。子供の成績を伸ばしたいと思うのなら、コメントを書くときに気をつけてほしいことがある。

それは、「次回はすべての科目で80点を超えるようにしてください」「教科のバランスが悪いので、次回はまんべんなく取り組んでください」など、「先生や指導者」のような書き方をしないように
してほしいということだ。

子供たちはすでに学校や塾で似たようなことを言われているから、「親にまで同じことを言われた」と失望するからだ。

我が子にはより良い成績を取ってほしいと願うのは親として当たり前だから、点数が低ければ、歯がゆく思うのも理解できる。

しかし、親とは「子供が自分の足で自分の人生を歩いていける」ようにどんなときも応援する存在なのだと思う。

スポーツの応援団を思い起こしてほしい。彼らは勝っても負けても「エール」を送る存在だ。

子供の点数が良くても悪くても保護者は子供の応援団の団長なのだから「エール」を送るべきだと思う。

個票や成績のコメントを書く時の「エール」とは我が子の「良いところを書く」ということだ。

コメントを書くときには

・努力したことを認める

これを必ず入れてほしい。そして、

・次回に向けて子供を応援する

が入るとなおいい。

成績が良かった時の例「テストに向けてがんばっていました。これからも応援しています」

成績が悪かった時の例「点数が思ったように取れなかったことは残念に思いますが、テストに向けてがんばっていたと思います。」

これは卒業生の保護者の方が実際に書かれたコメントだ。

当塾で良い成果をおさめている生徒の保護者の方は上記のようなコメントが多い。

ご両親のエールは子供の背中を大きく押すことができる。

子供をやる気にさせるチャンスなのだから、ぜひ活かしてほしい。

追記)’21-10-02
「頑張らなかった(?)子」へのコメント例はこちら