社会暗記確認テストについて

現在、中学生は社会の暗記(中3生は理科も)を課題とし、暗記確認テストをしています。塾から暗記の材料として、教科書の内容をまとめた資料と一問一答をプリントで渡しています。

今回のテストでは一問一答の文章を使用していますが、社会の知識とともに読解力を必要とするように問題を作成しています。

まずは4/30~5/8のテストの得点をご覧ください。学年によって、問題数が異なりますので、得点を満点の点数で割った割合でお話をいたします。

この間に実施したテストで1位は89%でした。2位は75%でした。1位と2位でもこれだけの差が出ています。平均は49.9%でした。

4/25に連絡申し上げた、暗記のしかたを何度も何度もまねてください。確認テストで点数を取れない生徒の中にはいまだに「一問一答の答えだけを覚える」という学習をしている子が多いようです。文章の読み込みも少ないです。

「読んで覚えて」「書いて覚えて」の繰り返しの少なさ、確認の甘さをなくせるくらい学習することが大切です。

今回1位の生徒は定期テストの学習道場の時に毎回「模範解答」と「自分の答え」に少しでも違いがあれば、必ず確認にやって来る生徒です。「だいたい合っている」で〇をつけてしまうようなことは絶対にしないのです。正確に答えようという気持ちがそうさせるのです。この気持ちが大切です。

そして、その気持ちを持って、採点をするので、解答と自分の答えをきちんとつき合せて「自分の答えにミスはないか」を丁寧にチェックしています。「あいまい・てきとう」な〇付けはミスにつながることをよくわかっているからです。

そして、「言葉としては知っているだけでなく、それがどういうことなのかを理解する」ことの大切さをわかっているからです。

点数が取れない生徒は一問一答の答えだけを覚えるほうが重要だと勘違いをしていることが多いのです。

これは、定期テストの学習でありがちなことです。答えの暗記だけで先に進んだ生徒はある程度の得点は取れますが、8割以上になることはありませんし、実力もつきません。

5/11~の週の社会の暗記テストは中止としますので、5/18~始まる週の中間テストに向けてしっかり学習してください。

学校の学習が止まっている時期だからこそ、正しい学習方法を身につけたいものです。

中間テストでは高得点が続出することを期待しています。