=塾の今後の対応につきまして(途中経過)=

本日(11日)東京都に問い合わせたところ、当塾は「3密を避けるなど、適切な感染予防対策を講じた上で、業務続行可能」であることが確認されました。(誤解を受けないように都の許可があることを表示するなどの施策も検討するとのことでした。でも、そういうところで感染が起こったら都の責任になるでしょうから、「それはないな」とも思います)

ところで、文科省から昨日(10日)付けで出された「通知」にいくつか気になるところがありました。

登校再開後の指導について、補充のための授業を「時間割編成の工夫、学校行事の精選、長期休業期間の短縮、土曜日に授業を行うこと等」が考えられるとしています。前の通知にもあった内容ですが、今年は夏休みがほぼなくなり、土曜も授業があり、7時間目の導入などが確実だということになります。

また、学校の休業期間中は「家庭学習を課し、教師がその学習状況や成果を確認し、学校における学習評価に反映することができる」としています。そのあとに書いてある具体例からすると追加の課題(プリント、ワークなど)が増え、登校日に確認テストなどが行われるなどして、家庭学習が評価されるということです。テストの結果だけでなく、「学習履歴」などプロセスも評価されるようです。(どうやって?)

さらに「児童生徒の学習状況及び成果を確認した結果、十分な学習内容の定着が見られ、再度指導する必要がないものと学校長が判断したときには、学校の再開後等に、当該内容を再度学校における対面指導で取り扱わないこととすることができる」とあります。これには少し驚きました。これは学校で扱わなくても、プリント等の家庭学習で扱ったことについては、簡単に言ってしまえば「学校では授業をしない」ということです。学校の休業期間が長引けば、履修内容のかなりの「取りこぼし」が起きることが懸念されます。

しかも「各学年の課程の修了又は卒業の認定等に当たっては、弾力的に対処し、その進級、進学等に不利益が生じないよう配慮すること」とあります。「弾力的に」とあることから、「取りこぼし」があってもとりあえず進級、卒業させることができることになります。現に今年3月がそれでした。過去の例からすると当該学年に未習の部分があっても、翌年に扱われることはまれですから、「取りこぼし」たまま進級、卒業となる可能性が大きいということです。

この通知を学校がどのように解釈するのかはわかりません。でも、新型コロナに対する異例ずくめの対応に迫られる中、児童生徒に不利益が生じないよう学校も知恵を絞っていることでしょう。

塾としても子どもたちが「コロナ世代」と揶揄(やゆ)されないよう、いろいろ考えなければなりません。

今日も外では近所の子どもたちが元気に遊んでいます。このまま沈静化することを祈るばかりです。