成績を上げるために その2

その子に合った方法に沿って学習を進めていくことができれば、成績はほぼ学習時間に比例します。
(直線というよりも指数関数的ですが…)

ところが、入塾したての生徒のほとんどは学習の方法が身に付いていません。

 家でどんなふうに学習しているのかを尋ねると
   ・授業のノートのまとめ直し
   ・学校のワークを解く
と答えます。

「それだけでは学習したとは言えない」と言うと皆、驚きます。

 入塾して塾に慣れたら、まずは「学習するとはどういうことか」を伝えて、それができるようになるまで一人ひとりの学習のチェックをしています。

 学習習慣が身に付いてくると、「自分はこうやるといい」という工夫が始まり、その生徒に合った学習の方法が次第に確立していきます。

 根気よく、地道にチェックと訂正を加えていくのですから、時間はかかります。(すぐに爆発的に伸びる子もいますが、ごく少数です)

 そうやって「学習ってこうやればいいのか」ということを身につけられれば、将来の宝となります。当然ですが学校での評価も高くなります。

学校での評価を得られれば、なお学習が楽しくなっていきます。

 以前も書きましたが、中3の1学期から2学期の内申はほぼ変わらないか、下がることも多いものですが、塾生の多くが内申を上げています。

 今年の中3生で、3年1学期から2学期の1学期間に1番上がった子は、5科で+3,実技4科で+3と素点合計で+6上がりました。(換算内申だと+9!)

この例は三沢中では例外的ですが、そもそも元から(1,2年の頃から)高い内申がとれていれば、上がらなくても維持できればいいのです。

内申の高い生徒は低学年から高い傾向にあります。低学年の方が内申も取りやすくなっています。

 中3になって慌てないように、全ての塾生に前もって内申を上げるための努力をしてほしいと思います。

 学校間格差は承知の上で、高校側では内申の高い子を求めています。入学後真面目に頑張れるからです。

 残念ながら現塾生は、旧中3生のようにはまだできていません。

 現状を打破するために、新たに「家庭学習に向かせる」方法を考えました。4月から実施していきます。